marco マルコ まるこ

この人を語らずマルコは終われない…

「岐阜が生んだ おスベりファンタジスタ」のI君…

「スベり場 マルコ」を牽引した功労者…

「これ、餞別っす」

ぶっきらぼうに、自分の首から下げているネックレスを僕に…

怒りました…

なぜかって？

I君が、かなり高い確率でこのネックレスを着用しているのを知っていたので…

そんな大切なモノを貰ちゃいけないから…

しかしI君、決心変わらず…

「正直飽きたし、安物っすよ」

バレバレなウソだよ…

分かってるから…

君の大事なモノだってことは…



彼との思い出が駆け巡る…

最初の頃は、週末なのに二人きりの店内でバカ話したこと…

I君の人柄で、どんどん横の繋がりが出来て輪が出来て…

彼を慕う人間は年齢も性別も問わない…

抜群の安定感…

「店が賑やかになって、しっぽり話が出来なくなりましたね」と目を細めるI君…



大丈夫だよ…I君…

もっとジジィになって、お互い誰からも相手にされなくなったらさ…

どっかの汚ない屋台で飲もうぜ…

「ケッタ マシーン」に乗って来いよ。(岐阜での自転車の別名)

待ち合わせは、かつてマルコがあったあのビルの40年後の7月20日…

もしかしたら、シワクチャ過ぎて、お互い分からないかもな…

そうだな…

目印に…



もらったネックレスしてくわ…